のびのびTRPGホラー について
TRPGとは
T(テーブルトーク)
R(ロール)
P(プレイング)
G(ゲーム)
の略称です。
会話(テーブルトーク)を楽しみながら
役割を演じて(ロールプレイ)進めるゲームです。
管理人も初めて挑戦しましたが、このゲームが初心者向けということもあり
すぐにでも友達と楽しむことができました。
このゲームを進めていく中で様々な障害が起きますが、それをダイスやトーク、仲間との連携で突破していく協力型のゲームでした。
最終的に勝ち負けはあるのかは微妙な感じですが今までの経験を元にクライマックスをどう挑むかが変わっていきます。
話し合いで進めていくことが大切なゲームでしたので相手の言葉をよく聞くこと、自分の言葉でどう物語を進めていくかを考えていくのがとても楽しかったです。
1.どんな人が楽しめるゲーム?
- たくさんおしゃべりをしたい!
- 初めましてでも、仲のいい友達とも遊びたい
- 一人でも楽しみたい
- 簡単なルールがいい
- かわいいイラストが好き
- 勝ち負けにはそこまでこだわらない
- ホラーが好きor詳しい(正直そんなに怖い内容ではないです。)
2.ゲームの設定(目的)
最後のクライマックスにはそのままでは突破が難しい条件が多いです。
クライマックスに向けて、ポイントを集めて準備しつつ物語を作り出し楽しんでいきます。
3.ゲームの流れ
今回は変則的な一人プレイで紹介をしたいと思います。
①PC(プレイヤーキャラ)を選ぶ。
②イントロダクションカードを引き、舞台設定を決める。
③場面カードを引き、そのカードに書かれた条件or判定のクリアを目指す。
基本2ダイス振ることで判定突破を目指します。
④クリアなら光カード、失敗なら闇カードを引いて自分の能力とする。
⑤③~④を5回繰り返す。
⑤クライマックスカードを引き、最後の判定を行い冒険の結果を見届ける。
※一つ一つの場面をうまくつないで物語を作っていきます。
実際にやってみた
PCは女子大生を選択しました。
女子大生は力が2、技が5
で、力が低めですが技が高めのキャラクターです。
特殊能力が便利で
光または闇カードを取る際、2枚引いてそのうち1枚選ぶ
で、チャンスを増やすことができる能力です。
ちなみにキャラの選んだ基準は見た目10割です(笑)
イントロダクション ゾンビでいっぱい
ここからは、物語性を上げてプレイしてみました。
拙い文章ですが、無理やりつなげた物語を
楽しんでいただけたらと思います。

~プロローグ~
私の名前は『葵(アオイ)』
今年成人になったばかりの大学2年生です。
これから一年間でどんな仕事に就職するかについて考えていく予定です。
でも今は春休み♪今は羽を伸ばしてゆっくり朝寝坊…
って思ってたけど何だか外が騒がしくて目が覚めました。
窓から外を眺めてみると周りの建物、道路などは荒れ果てていました。
テレビをつけると
キャスター:昨夜、〇県〇市で突然町にゾンビが溢れかえりました。原因は不明です。
〇市の皆様は早急に他市へと避難をしてくださいました。
他市の方々は無暗に〇市に足を踏み入れることの無いようにお願いいたします。
葵:え?どういうこと??私は寝坊して逃げ遅れたってこと??
私はゾンビの溢れる町から脱出しなければならないようです。
①悪い予感がする…
~イベント要約~
この先に進むと何かろくでもないことが起こる気がする。
そのことを仲間に説明しなくてはならない。
判定:場面PCは2ダイスふる。
他の人は1ダイスずつふる。
他の全員の合計を超えれば光、さもなくば闇カードを得る。
※一人でやっていたので、白いダイスがほかの人2(1人分)
自ダイスを赤で振りました。5

第一章 ~予感…~
家を出た私はゾンビに会わないように慎重に進んでいきました。恐らく公共交通機関は動いていないと思います。
なのでまずは市内の大きな病院を病院を目指すことにしました。
病院なら動けない患者さんがいるはず。だからお医者さんも患者さんを置いていけない。
それも政府は分かっていると思うからヘリとかで救助してくれるんじゃないかな?
そう思って病院に向かうことにしました。
幸いゾンビに会わずに途中まで来れたけど・・・嫌な予感がする。
このまま進むべきか、回り道するべきか…

(能力で2枚引いて猫を選びました。)
その時、道から猫が飛び出してきた。猫さんは何かから逃げてきたようです。
先には危険があるようだし、猫も助けたい。私は猫さんを連れて回り道することにしました。
②下水道をゆく
~イベント要約~
朽ちそうな鉄ハシゴを降りたら下水道にたどり着いた。
そこには巨大化したネズミが、群れをなしている。
さらに狂暴化している。
判定:力10以上で成功
自身の力2+3+6で11で突破しました。

第二章 ~下水の先で~
病院に向かって色々と回り道をしましたが、どの道にもゾンビがいました。段々とゾンビが迫ってきていることを感じた私は唯一の逃げ道となりそうな下水道に行くことにしました。マンホールを開けてハシゴを猫と一緒に降りました。
すると巨大化したネズミが群れを成して襲ってきました。
一匹そこらなら自分でも連れてきた猫さんでも対処できるのですが・・・。
私は思いっきり走り抜けることにしました。
いくらネズミが狂暴化していたとしても一匹一匹はとても小さい。
走っている人間を止められるほどのものではありませんでした。

無事、ネズミの群れを抜けた私はカバンの中から、家から持ち出した栄養ドリンクを飲みました。
こんな状況でも気を確かに持たなければいけない。 栄養ドリンクひとつで少しでも元気になれた気がします。
③悪夢
~イベント要約~
夢で仲間に裏切られてしまう。
悪夢から覚めても周りへの疑いがこびりついてしまっている。
ロールプレイ:周囲のプレイヤーはどうにかして場面プレイヤーを安心させよう。
上手くいけば光、さもなくば闇カードを得る。
一人プレイなので誰も助けてくれませんでした(泣)
なので闇カードを入手することにします。

第三章 ~悪夢~
散々回り道したせいで私は少し休むことにしました。
近くにあったビルの一室で入り口にカギをかけることができました。
その安堵から私はいつの間にか眠ってしまっていました。
そのとき見た夢はとても悲しくなるようなものでした。
私が逃げ遅れたのは家族や友達、恋人が連絡をよこさなかったこと
助けに来ないのもみんなが私を裏切ったのだと…

汗をびっしょりかいて私は目を覚ましました。
とても嫌な夢でした。
いつゾンビに襲われるかも分からない恐怖がストレスとなっているに違いないです。 自分がこんな状況に陥ってしまっているのは周りのせいにしたくなっていることも嫌になってきます。
④ねばねば
~イベント要約~
君は粘液にどっぷり浸かってしまう。
これからの行動に支障が出ないようどうにか洗い流そう。
判定:力10or技11以上で成功。
自身の技5+1+6+猫1で13で成功

第四章 ~ねばねば~
ビルから出ようとすると上から何かが降ってきました。
よくは分かりませんが、ねばねばしたものが体に纏わりつきます。
得体の知れないものが体につくのは非常に嫌な気分です。
早いところこのねばねばを取りたいものです。

なんとかビルにあった水場でねばねばを取ることができましたが、なんだか体に変化がありました。
何かが自分の体の周囲を結界のようなバリアが張られているようです。
あのねばねばが体に結界のようなものを貼ったのかもしれません。 なんにせよ、何かの役に立つかもしれませんし病院まであと少しです。
⑤妖怪
~イベント要約~
竹林に差し掛かったとき、巨大な生物が人間を探している。
人食い妖怪だが、幸いまだ見つかっていない。
判定:力13or技13で成功。
自身の技5+5+4+猫1で15で成功しました。

第五章 ~人喰い妖怪~
竹林を超えると病院があるはずです。
しかし、竹藪の奥から不気味で巨大な何かがやってきました。
人間を喰らおうと私の匂いに(臭くないですっ!!)つられてやってきたのかもしれません。
幸い妖怪は私の居場所に気づいてはいないようですので何とかやり過ごせないでしょうか。
簡易結界を貼り、さらに猫さんに気をそらしてもらうことで何とか難を逃れることができたようです。

途中、妖怪の住処のような場所を通りかかり迷子の少年も助け出すことができました。
クライマックス 応援の声が響く
~イベント要約~
今まで出くわした怪異が一斉に襲い掛かってくる。
ここまでかと絶望しかけた君たちを懐かしい声が叱咤する。
その声は世界の希望そのものだ。
判定:みんなで5ダイス振る。25以上で成功。
場に出ているNPCの数×3をボーナスに加えることができる。
※クライマックスは自身の能力やポイントは加算されません。
2+4+5+4+6で21
猫と迷子を助けていたので
2人×3ポイントで6
合わせて27!!

最終章 ~希望の声が響く~
病院の屋上まで上がると下から物々しい音が聞こえてきました。
ゾンビ、ネズミ、ねばねば、妖怪がこっちに気づき襲い掛かろうとしていました。
まるで悪夢のような光景です。
助けのヘリも来ていない様子です。
この絶望的ピンチを乗り越えなくてはなりません。
そこに今まで助けた猫さんと迷子の少年が私に声をかけてきました。
猫「微力ながら僕も戦うにゃ。ネズミごときに負けられないにゃ!!」
少年「お姉ちゃん、ここまでありがとう。でも無理だけはしないでね。」
・・・私はこの仲間たちのためにもここで諦めるわけにはいかないようです。

エピローグ
病院の爆発により生き残りがいることを確認した政府は救助のヘリをよこしました。
私は病院を爆破することで化け物たちを瓦礫の下敷きにすることに成功しました。
私自身もかなり危ない状態でしたが猫さんの誘導と簡易結界のおかげで迷子の少年共々何とか助かることができました。
あの妖怪は何だったのか、なぜあんなにもネズミたちは狂暴化してしまっていたのでしょう。そもそも市内に溢れかえっていたゾンビたちはどこからきたのか。
今でも〇市は封鎖され、私の地元は立ち入り禁止区域となってしまっています。
結局は脱出することが精いっぱいであの町に何が起きていたのかは分かりません。
でも、あれはきっと人為的な事件だったのだと思います。
そう
「本当に恐ろしいのは、人ということです…。」
私は心の中でそう思うのでした。
感想など
今回はかなりダイスに助けられたプレイングになりました。
むしろストーリーを考えることが難しく何とか形にできたかな?
と、思っていたいところです。
一人でプレイしても面白さはありますが、やはり多人数で遊ぶほうがもっともっと面白くなると感じられます。
さて、このゲーム自体クリアできなくてもエピローグが変わるだけなので大きな問題はないのですがやはりゲームはクリアできて嬉しいものですね♪
私もTRPGはあまりやったことがなかったですが、
ぜひ、もっとたくさんやってみていきたいと思います。
ぜひぜひ遊んでみてはいかがでしょうか??
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